私もeGPUで愛用しているRadeon VIIですが、製造停止の噂がネットで飛び交っています。残念ですがかなり確率が高そうな噂のようにも思えます。
理由は単純でコストを度外視して作ったプロダクトで採算ラインに見合わないことが理由のようです。Radeon RX 5700・5700 XTの発売でゲームにおいては同等の性能が出せる製品を発売できたことも大きいのでしょう。
だだ、ひとつ気になるのがMacPro2019に搭載が予定されている「Radeon Pro VegaII」の存在です。その詳細はわかりませんが、Appleのホームページで性能を見てみるとストリーミングプロセッサの数がVII「3,840」VegaII「4,096」、搭載メモリがVII「16GB」VegaII「32GB」というぐらいの違いでその他の部分はVIIと同等なんですよね。
VIIが製造停止でその理由がコストだとするならば、MacPro 2019に搭載される予定のPro VegaIIは損益をキチンと考えて販売するとなれば一体いくらするんだ?という話になりますよね。
勝手な推測をして見るようにします。Radeon VIIが本来であれば13万程度でなければならなかったと仮定します。それよりも性能のアップで1.2倍、メモリ追加がが2万円で17万6千円。Thunderbolt3出力を追加し、アップルが販売する訳ですから1.5倍すると26万4千円という計算になります。25万円前後になるのでしょうか。
デュアルのGPUモデルは50万越え?NVIDIA Quadroシリーズは100万越えの製品もあるのでデュアルGPUモデルの2枚使って100万なら安いでしょ?ってことなんですかね。
性能的にVIIのアップデート版であるPro VegaIIがRTX 2080 Tiに対抗できるのでしょうか?値段に見合う製品になれば良いですが。ワンパッケージでは無いMacProだけに他との競争が価格面でも出てきますね。まあ、そのあたりがMacPro20019の発売が楽しみな理由ですけど。
Radeon VII、早く買わないと流通から消える日も近いかも。
20万以上で売られる可能性があるGPUが9万円で買えるって考えたらお買い得な気がしてきます。未来のことはわかりませんがMacProのGPUと同じアーキテクチャーだとすると、対応したソフトが増えそうな予感はします。