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Apple TV HDを車載して純正ナビに接続してみた。車内で「Apple TV」はかなり使える。

Apple TV

かなり古い三菱純正ナビですが、DVDビデオを見るぐらいであればそんなに不便はありません。今までは、アップル純正の「Lightning – Digital AVアダプタ」でiPhoneやiPodを接続していたのですが、1年ぐらいたってからうまく接続ができたりできなかったりという症状があり、「Apple TV HD」を車載できたら面白いかなと思っていました(実は有線でライトニング接続を今までもしていたので、配線等は不要でした。方法をもう一度おさらいしておきます)。


外部入力すら純正オプションの私の車はやらなければならないことがあります。

  • HDMIをコンポジット(RCA)に変換する。
  • 純正ナビに外部入力を追加する。
  • 100V電源を確保する。

上記をそれぞれ下記の構成で購入しました。


HDMIの変換コンバータはアマゾンで激安のものでチャレンジしましたが、ほぼ写らず、写ってもモノクロという悲惨な製品だったので、少し値段は上がりますがサンワサプライの製品を選びました(形はそっくりなんですがwww)。

USBから電源をとり、HDMIをRCAに変換してくれます(1年以上設置して経過しているのでほこりがたまっていてすみません)

私の社用車(パジェロショート)はコンソールボックスが広く中にシガーソケットがあるのでここから100Vの電源を取ります。

縦にカーインバーターが入ってしまう大型のコンソールボックス

全体の接続方法は下記の図のようになります。最新のハイスペックナビだとナビから直接HDMIでApple TV HDに接続すれば良いので、電源さえ確保すればすぐに使えます。

車の電源が切れるたびに苦労する故のブログをどこかで拝見しましたが、Apple TV 第4世代である「Apple TV HD」は車の電源が切れて強制シャットダウンの状態からでも通電すれば起動してくれる(キーを回すと勝手に起動してくれる)ので、車載にはもってこいですね。


使い方は大きく分けて2種類の使い方ができます。

  • ミラーリング機器としてワイヤレスで接続する。
  • インターネット共有(WiFi)等でApple TVを直接使う。

ミラーリングのメリットは音楽を聴きながら、GoogleMapやナビアプリを使うことです。もちろんYouTubeやVLC、その他のアプリもミラーリングで全画面表示できます(iPhoneひとつしか持っていなかったので、ミラーリングの画像を撮ろうとしたら、写真画面がナビに表示されるので写真は取れませんでした。あたりまえか。)。

もう一つのメリットは末端それぞれの通信を利用するので、パケットが多い方の末端を利用する等の使い分けもできますね。

友人や家族もiPhoneを持っているのであれば、ミラーリングで自分の手元末端の音楽や動画を自由に流せるので、助手席や後部座席の方が機器を触ること無く、ナビを乗っ取ることができるのは昔では考えられなかったひとつの未来を感じました。


アプリによってはミラーリングでの使用ができないものもあります(Netflix等)

Apple TVの画面のアイコンのサイズがナビでもちょうどいいんですよね〜。

Apple TV自体をネットに接続してやると、そのあたりは問題なくネットフリックスを楽しむことができます。

アナログの接続ですし、見た目はこの程度ですがアマゾンプライムやNetflixで外国映画を字幕で楽しむ程度は問題なく可能でした。


ナビ以外にかかる費用は2万7千円ぐらい(Apple TV HD含)だったので、高価なナビを買うことを考えれば古いナビが最新のナビ以上に十分なおもちゃとして生まれ変わります。

普段は家で使って遠出や出張の時だけApple TVを持って行くというのも面白い使い方かもしれませんね。


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