16インチは「3,676Mhz」14インチは「3,486Mhz」とパフォーマンスを差別化。
GeekBenchのスコアから16インチのMacBook Pro 2023モデルはより高いクロック数のモデルを搭載したことがわかりました。16インチの2021年モデルのM1 Maxモデルも高出力モード(Hight Power Mode)を搭載し大型のモデルならでは冷却性能を生かして14インチモデルとの差別化をしてきましたが、今回の2023年モデルはそれに追加してクロック数にも違いがあることがわかりました。
16インチと14インチのクロック数差は1.0545倍となり1,962にこの数字をかけると2,069(実測2,067)となるのでクロック差がそのままスコアの差に反映しているようです。
M2チップは実はM1のクロックアップ版?
M1 Maxチップはクロック周波数が3.2Ghzだったので単純にクロック数だけ比較すると1.089倍(3,486Mhz)となりM1 Maxの1,745というスコアにかけてみると1,900となる。
14インチのM2 Maxは1,962。若干の誤差はあるけれど、M2チップはM1チップのクロックアップバージョンで最大コア数が10から12に引き上げられたモデルと考えるのが妥当なのかもしれない。
MacProはどこまでモンスターになれるのか?
どうあったとしても、今後発売されるであろうMacProはAMD Ryzen Threadripper PRO 5995WX 2701 MHz (64 cores)をターゲットとしていかなければならない宿命がある。
このCPUよりも高性能であることをアピールするためにはこのあたりの数字を目標としているのは明確だろう。
噂ではMacProは冷却性能を効率化してクロックアップをされに進めるのでは?と言われています。
仮に4Ghzまでクロックを上げる事(14インチ比較で1.147倍)ができればシングルコアのスコアは2,251なりマルチコアは17,187となり、Ultra構成ではぼぼこの倍なので34,375でThreadripper PRO 5995WXにはまだ及ばない。でも、シングルコアの優位性を考えこのあたりが妥協点になるのかもしれない。
もし仮にM2 Maxを4つ搭載したExtreme(仮称)だと16インチ MacBook Proの3,676Mhzと同じだとしても61,076となりかなりのモンスターになる。4Ghzまでクロックアップできたとしたら70,000を超えそうなのでも何が何だかわからない事になりそうです。