Thunderbolt3ケーブルは非アクティブ、アクティブケーブルとに分類されるます。アクティブケーブルは40Gbpsでの通信を2mでも可能とし、非アクティブケーブルは70cmぐらいを境としてそれ以上の長さでは20Gbpsの通信速度となるようです。
長めのケーブルを購入する際には、表記をよく読んで用途に合ったケーブルをご購入ください。1mや2mのThunderbolt3ケーブル(20Gbps)というものもありますので、価格だけではなく環境にあったケーブルを選ぶ必要があるようです。
ただ、SATAベースのSSDを外付けのケースで使うだけの場合は20Gbpsで十分でしょう。同じ長さでも20Gbpsのものと40Gbpsのものだと価格が倍ぐらい違います。
わたしの知る限りではThunderbolt3ケーブルは2mを上限としているようで、配置もうまく考えないと、2mでも取り回しには苦労します。
私は「Cable Matters Activeタイプ Thunderbolt 3 ケーブル サンダーボルト 3 ケーブル 40 Gbps」「Sonnet 50cm Thunderbolt 3」しか持っていませんので今回の実験は長さによる比較ということになります。
Sonnetの「Echo Express III」というThunderbolt3で接続でPCIeカードを3枚使用できる拡張ボックスに玄人志向の「M.2-PCIe」を利用してSSDの速度を測定しました。M.2規格(Type.M)のSSDはWD BLACKです。
Blackmagic Disk Speed Testで測定した結果
ほぼ同じ数値でした。
AmorphousDiskMarkで測定した結果
こちらも誤差の範囲と言っていいのでは無いでしょうか。スピードの関しては「AmorphousDiskMark」の方が「Blackmagic Disk Speed Test」よりも甘めの数字が出るようです。
20GbpsのThunderbolt3ケーブルだとおそらく2,000MB/sに届かない数字になるのでは?と推測しています。
アクティブタイプのThunderbolt3ケーブルを選択すれば2mでの使用でも速度低下は無いという事がわかりました。