実はかなり前から疑問には思っていたのだけれど、eGPU SONNET(eGFX Breakaway Box 650)でRadeon VIIを使用するとスリープ時とシステム終了時にRadeon VIIのファンがフル回転で回り続ける症状になるんですよね。
同じMSIのRX 580(AMD)を使用した場合にはちゃんとファンが止まり、スリープも可能だったので、これはRadeon VIIの固有の症状だとはわかっていました。
これは口で言うのもわかりにくいので動画をアップしましたのでご確認ください。eGPUの電源がOFF(ブルーのランプが消える)になった瞬間にRadeon VIIのファンがMAXで回り始めます。
この動画の40秒前後を見ていただけるとわかりやすいと思います(音声が無いとわかりにくいかも)。
対策としてはPCをシャットダウン→eGPUの物理的電源のOFFで問題はないので、当たり前の儀式のようになっていました。
実は最初はMSIの本社のサポートと英語でやりとりをしていたのですが、この動画をドロップボックスでシェアしたら「社内的なセキュリティーで見ることができない。」
まあ、それは当然だよね〜わかるわかる。
じゃあ、Webは見えるやろ、そや!YouTubeにアップしたら見えるやろ(なんで関西弁)とアドレスを送ったのですが、それもダメという返事が来て情報を共有するすべを無くし、面倒になって途中で中断、、、。
最近のMac(T2チップ搭載型)は省エネルギー設定でスリープまでの時間とディスプレイオフの2つの時間設定では無く、パロメータとしては「ディスプレイをオフにするまでの時間」のみであとはチェックボタンに「ディスプレイがオフの時にコンピュータを自動でスリープさせない」にチェックを入れるかいれないかに変わっています。チェックを入れるとディスプレイスリープのみ。チェック外すと同時にスリープ開始となる仕組です。
私はチェックを入れた状態で使っているので、普段はディスプレイのみがスリープするため、日常使用ではあまり気になっていませんでした(ほぼ忘れていた)。
先日、SONNETのeGPUの互換性情報がアップデートされ、下記のような記述が追加されていたのを見てなんかイラッと。
SONNETさんににイラッとした訳ではなく、AMD(MSI)さんにイラッとした訳でもないのですが、症状を思い出して、やっぱりかと。
PDFにセキュリティーがかかっていたので書き起こしました(誤字脱字があったらごめんなさい)原本はこちらのGraphics Card Compatibilityを参照ください。
「The Radeon VII fans run normally during operation, but during sleep or shutdown, the Radeon VII fan rev up to full speed, so the user must power down or unplug the Breakaway Box 650 during sleep or shutdown. This is an issue with the Radeon VII fan control firmware, and we do not expect that a future driver update will fix this.」
「Radeon VIIのファンは問題なく動作しますが、スリープやシャットダウン時にファンが最大の速度で稼働するため、eGPUの本体の電源を切るか、Thunderbolt 3のケーブルを抜く必要があります。これはRadeon VIIのファンの制御のファームェア問題ですが、ドライバがアップデートされこの問題が解消されるとはあまり期待していません。」
SONNETだけでなく、Razer Core X Chromaに接続したeGPUでも起こっている事をみるとやはりRadeon VIIの問題なのでしょう。
1日も早い、対先を期待して、日本の国内販売代理店に相談をしてみるようにしてみるようにします。
MSIの担当者様からお返事をいただきましたので追記(2019年10月11日)。
弊社(MSI)ではeGPUについての挙動に関してはサポートはしていません。
AMD自体はこの問題を把握しております。
ただ現状いつ修正されるかは不明となります。
本案件は製品の問題ではなくドライバの問題となり、
AMDがドライバの修正を行うものとなります。
ですよね。そうだと思ってました。AMDさんよろしくお願いいたします。Macをスリープさせたいです。
ファームウェアじゃなくてドライバ?英語では修正するソフトは全てドライバ?ファームウェアをアップデートするドライバということかな。