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Macでサラウンドを再生するその前に「Audio MIDI設定を変更する」が必要です。

Mac SurroundDolby Atmos

Audio MIDI設定ってそんなアプリありましたっけ?

私自身、ふと忘れてしまっていたぐらいです。Apple純正のAppでアプリケーション>その他(Other)の中にあります。

ステレオ出力やマルチチャンネル出力(サラウンドサウンドなど)のために、オーディオ装置に接続された外部スピーカーを設定できるアプリです。

上の写真の一番下にあるキーボードのような形をしたアイコンがそれです。あまりAVアンプには関係なさそうなアイコンですがこいつの設定をきちんとしてやらないと、音源によってはスピーカーの再生位置がずれてしまいます。

開いてみるとこのような感じです。私のAVアンプは「DENON-AVAMP」と表示されています。

フォーマットには「8ch24ビット整数48.0kHz」などと書かれています。フォーマットが選べられるようになっていますので、押してみましょう。

どんだけ伸びるのかというぐらい伸びます。

まずは「チャンネル」から説明します。2.1chとか5.1chとかは聞き慣れていますが、3チャンネルとか5チャンネルとかは謎ですね。実は簡単でAVアンプへのパソコン側から送信する信号をそれぞれの番号で分けていると思ってください。便宜上のただの数字です。

私のような5.1chアンプだとそれじゃ6チャンネルだね!というとそうでもないのです。

まずは「8ch24ビット整数48.0kHz」のままで「スピーカーを構成」というボタンを押してみてください。

なんか立体的な楽しそうな図が出てきました。表示というのは「斜め(アイソメトリック)」「上」「横(サイド)」と表示を切り替えることができるんです。しかも斜めと横表示はマウスでくるくる回せます。


まずは「構成」ボタンを押して自分のサラウンド環境を選びます。

下記のようにいろいろな選択が可能です。私の場合は5.1chを選びます。

結構なぞ設定があって面白いです8チャンネルとかどんだけ囲まれてるって感じだし。7.1chサラウンドはどんだけフロントスピーカー好きなん?みたいな感じだし、、、まあ楽しんでみてください。


ここからが重要です。自分サラウンド環境にAVアンプとMacが出すチャンネルを合わせます。

そのまま上記のようなデフォルト設定でいければよいのですが、私の場合はそうはいきませんでした。

まずは、スピーカーの左をチェンネル1でテストボタンを押してみます。どこから音が鳴りましたか?紙にでもどのチャンネルがどのスピーカーから鳴ったのか番号を忘れないようにを控えておきましょう。

私の環境では「センター」「サブウーファー」が音が鳴らなかったので焦りました。実は下記のように私の環境では8チャンネルが「センター」で7チャンネルが「サブウーファー」でした。

最初のところで「8ch24ビット整数48.0kHz」を「6ch24ビット整数48.0kHz」とかに変えてしまうと永遠にならないスピーカーができてしまう可能性もあるので表示のMAXのチャネル数で設定するようにしてください。

きっちりチャンネルとスピーカーの組み合わせが決まれば、「適用」を押して完了すれば終了です。

「6ch24ビット整数48.0kHz」「6ch20ビット整数48.0kHz」って何が違うの?

CDのフォーマットは44.1kHz / 16bitです。若い方は知らないと思いますがDATのフォーマットは48kHz / 16bitでCDよりも記録できる音の領域が広いと言われていました。kHzは数字が高い方がより広い音域を再生できると思ってください。

ビット数に関してはあまりわかりませんが、CDやDATより数字が増えているということは高性能なんでしょう(汗)。

ロスレスが48kHz/24ビットでハイレゾは96kHz/24ビットなんでロスレス規格ということでしょうか(音源が対応していなければ意味ない数字ですけどね)。わたしにはきっとそこまでの差はわからないと思うのでこの話はこのあたりで。


※音がおかしい?と思ったときは再度「Audio MIDI設定」を開いてテストをしてみてください。まれにですが番号が入れ替わる事があるようです(1、2,4、3、5、6が現在の設定に変わっています)。私の場合はマルチチャンネルモードが解除になって、AVアンプに2chしか送信されなくなり、再起動後に復活。その後、どうもセンタースピーカーの音がでていない?とチェックをすると番号が入れ替わっていました。


サラウンド関連の情報はこちらからまとめてみることができます。

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