前記事で”バッファローの「Wi-Fi EasyMesh™」(メッシュ)環境を3台のBuffalo AirStationで構築。”というのを書いたのですが、半月程度の運用でスタッフから苦情が多くなった。結局、それぞれをLANで接続してWiFi末端として使用する(ブリッジ接続)という形に落ち着くことになりました。
どのようなトラブルが起こったか?
- メインのWiFi末端以外のメッシュ構成のWiFiが接続ができなくなる。
- 接続はできているがネットにつながらない。
- 再起動しても不安定な状態が継続する。
- WSR-3200AX4Sのファームウェアを1.22にしてから頻発。
- ファームウェアを1.21に戻しても改善しない。
実際に起こった症状から推測すると、メッシュのWiFi圏内にいてアンテナは立っているがつながらないのは、機器の切り替えがうまくできていない可能性がある。これはシステムの問題なので、ファームウェアが改善されない限りはどうしようもない症状。
ファームウェアのアップデート状況
メッシュの末端として使用していた「WSR-3200AX4S」ですがこちらの方は2022/02/16にファームウェアが1.22にアップデートされているのですが、「WXR-5950AX12」は2021/11/30に配布されメッシュが使用可能になったファームウェア(3.30)からアップデートされていません。
「WXR-5950AX12」の後継機である「WXR-6000AX12S」は2022/03/29にファームウェアが3.40にアップデートされています。「WXR-5950AX12」のファームウェアは開発が難航しているか、切り捨てられる方向になったのかどちらかだと推測されます。
コンセプトとして非常に良い機械なだけにサポートをバッファローさんには頑張ってもらいたい。
機能が全く変わらないといっていい「WXR-5950AX12」と「WXR-6000AX12S」は発売時期が 2019年10月と2021年2月と5ヶ月しかかわりません。発売から1年以上が経過する「WXR-6000AX12S」が現在もバッファローのフラッグシップモデルであることを考えると「WXR-5950AX12」は何か問題があったのかなと邪推してします。
場所を移動した際にWiFiを切り替えるだけだからなぁ。
メッシュをやめてブリッジ接続すると問題はほぼ起こらないので、まあ、社内の場所移動をした際にWiFiを切り替えるという方向で運用をあらためることにしました。
安定運用を求めるユーザーにとっては「Wi-Fi EasyMesh™」はまだ、実用域に達していないとアドバイスをさせてもらいます。