Netflixは、前四半期に珍しく加入者数が減少したことを受け、新規ユーザーを獲得するための取り組みを加速している。The New York Timesの新しいレポートによると、Netflixは今年の第4四半期中に、より手頃な価格の広告付きティアを開始する予定だそうです。
また同時期に、かねてから噂されていたパスワード共有の取り締まりを開始する予定です。
本日の報道によると、Netflixは従業員への電子メールでこのスケジュールを明らかにした。前期の決算説明会で、NetflixのCEOであるReed Hastings氏は、同社が広告サポート付きティアの展開には時間をかけ、今後1~2年動向を見ながら進めていくとしていました。
しかし、そのスケジュールを早めたようで、その目標は「迅速かつ野心的」で「いくつかのトレードオフが必要になる」と説明しています。Netflixはまた、「Appleを除く全ての主要なストリーミング企業が広告付きサービスを提供、または発表している」ことや、消費者が低価格なプランを期待しているとしています。
Netflixは明らかに広告付きの低価格帯を計画している初期段階であり、まだ多くのことは分かっていません。
Netflixは、広告サポート層の獲得を目指すと同時に、パスワード共有の取り締まりを厳しくしていく。同社は3月に、パスワードの共有に課金する計画に関して、今よりももう少し多く支払う必要があると説明しているようです。
広告付きのプランの検討は大いに結構だと思う。パスワードの共有に関しては慎重にしなければ多くのユーザーを失うことになると思います。
現在はベーシック、スタンダード、プレミアムと3種類のプランが存在し同時接続台数で制限をかけている。プラン別に1台、2台、4台です。
私自身スタンダードプランに加入していますが、どのようなパスワード共有に関する取り締まりの強化なのかは非常に気になります。何で制限するのでしょうか?
例えば同時接続中のIPで制限するのだとすれば、管理は非常に難しいものになりそうです。登録機器(MACアドレス)で管理するのであれば、スタンダードプランは登録台数を4台制限して同時接続を2台とする形になるのでしょうか?
私を例にして考えると現状Apple TV2台、スマホ4台、iPad2台、Mac 2台登録しており、合計10台を必要に応じて切り替えている現状です。仮に登録台数制限がかかると、これを4台に絞る必要が出てきます。結構厳しいですね。プレミアムプランに変更しなければ、利用環境にあわなくなります。Netflixの戦略に合致します(苦笑)。
ただ、プランをあげてNetflixを継続するか?と聞かれると答えはNoですね。
簡単にパスワードを共有できるのがNetflixの魅力の一つだったのも事実ですしね。Netflixはユーザーの減少に歯止めをかけるのはますます難しく、苦難の道は続くという事でしょうか。