移動から帰った際、移動にいくとき、ケーブルの抜き差しは面倒ですよね。M1 PRO/MAX搭載のMacBook Proできることなら、ケーブル1本で済ませたい。
Thunderbolt4と3の一番大きな違いはハブ機能が仕様として追加されたことでは無いでしょうか。結果、本質的にUSB4であるThunderbolt 4もハブ機能に対応し、Thunderbolt 4ドック・ハブでは最大3つの周辺機器を接続が可能になっています。
Thunderbolt 3はデイジーチェーン (数珠つなぎ) は可能ですが、USBのようなハブ機能には対応していません。そのため、Thunderbolt 3ドックには周辺機器接続用のThunderboltポートは最大で1つしかついていません。
どれがいいか、いろいろ考えたのですが,もっともシンプルなThunderbolt 4対応のAnkerのハブを購入しました。
こういうシンプルなのを探していました。
いち押しのハブです「Thunderbolt 4対応の Anker PowerExpand 5-in-1 Thunderbolt 4 Mini Dock ドッキングステーション」
付属品はハブ本体、電源ボックス(でかいwww)、Thunderbolt 4ケーブルです。
上記の写真のように接続をしてみました。
- MacBook Pro M1 MAX 14inch(入力と給電)
- Echo Express SE III(PCIe拡張ボックス)
- 4Kモニター(Cable Matters 8K USB Type C HDMI 変換アダプタからAVアンプ「DENON AVR-X1700X」経由)
- WQHDモニター(Echo Express SE IIIからデイジーチェーン、Anker PowerExpand+ USB-C & HDMI 変換アダプタ使用)
- Thunderbolt 3外付けSSD(OWC Envoy Express)
モニターは1ポートから最大で4K 60Hzを2台と上限が決まっており、かつ、1本のケーブルでこの本体を入れて5台までの機器を接続可能というのが規格のようです。上記の構成だと上限ギリギリということになります。
心配だったのが、SONNETのEcho Express SE IIIというPCIeのカードを利用できる拡張ボックスが使えるかどうかでした(過去記事参照)。
ただ、このボックスはデスクトップ機と同じような拡張性を提供してくれるので、デスクトップの拡張性に慣れている私には必需の品です。今の構成としては、Thunderboltケーブル1本で10G Base-t、NVMeの高速なSSD、おまけでUSB 3.1の拡張ポートを利用できる優れものです。
結果、全てにおいて問題なく利用できています。まれに、モニターが点滅する症状がありましたが、Anker PowerExpand 5-in-1 Thunderbolt 4 Mini Dockの電源を使用後に切って、使用前に入れるという事をすることで回避できています。使っていない状態でも触ると暖かくなっていますので、未使用時は電源を切るのが電気代の節約にもなりますね。
さらに、実験を進めていくと外付けのNVMe SSDの速度低下が見られることがわかりました。
何が原因なのかはわかりませんが、書き込みで300MB/s弱の速度低下が見られています。
2,100MB/sを超えていますので、この程度の差であれば私は「ケーブル1本」の利便性を優先したいと思います。
私のM1 MAX Macbook Pro 14inchは付属の電源が96WでAnker PowerExpand 5-in-1 Thunderbolt 4 Mini Dockの給電が85Wですので、給電不足というのを心配していましたが、毎日フル活動で使用していますが、給電が追いつかずバッテリーが減少する現象にはならないようです。
i9のIntel MacBook Pro 15inchは65Wの給電だとまれに給電より消費が大きいことがあり、充電しているのにバッテリーが減っていくということがありましたが。