結構、AVR-X550BTには満足していたのですが、思った以上にMacでサラウンド企画は反響が大きく検索でたくさんの方々が見に来てくれています。ありがたい限りです。
じゃあ、さらなる情報提供が必要だろうということでDolby Atoms対応の最新機種「DENON AVR-X1700H」を買っちゃいました。Amazonさんで予約していたので、発売日11月19日の翌日の20日には弊社に到着しました。
「AVR-X550BT」もそうですが「DENON AVR-X1700H」も品薄になっているみたいです。AVアンプが売れているというのはうれしい事です。いろいろな方にオーディオを楽しんでもらいたいです。
でもまあ、Atomsならフロントハイトスピーカーいるんじゃねと言うことで「近所のハードオフ」でスピーカーを物色しました。別にDENON愛があふれているわけでないのですが、そろっているとなんかね〜。で、掘り出し物発見!「DENON SC-V101」コンパクトだし、レイアウト的にブラックがちょうどいい(ちなみにセットで4,200円でした)。
でも、事務所に帰って気がつきました。金属のジャンパーピンが無い(だいたいこんな小さいスピーカーにバイワイヤリング接続なんて要らないだろとか思いながら)から仕方なく(別にスピーカーケーブルでバイパスすればいいんですが、一番背面が見える位置にあるスピーカーになりますし(別のスピーカーにも流用できるの)で少し奮発して「WYVERN AUDIO ジャンパーケーブル(上写真の白に黒赤のケーブル)」(左右セットで2,980円)と「WYVERN AUDIO スピーカーケーブル(バナナプラグ)」(2本セットで2,480円)を購入しました。ケーブルは柔らかくて取り回しがよいですし、バナナプラグなので接続は楽ちんです。WYVERNさんは以前から使用しており、安価ですし、値段以上に取り回しと音質がよいので愛用しています。
頭上に配置するので見た目も大事だということで、ヤマハのスピーカーブラケット「SPM-8S(2,773円)」を購入しました(セットでは無く1個ずつの販売なので2個いります)。
作りがしっかりしているし、見た目もバッチリでした(思わずリア用に2個追加購入してしまいました)。いい感じじゃ無いですか?
メーカーは違いますが穴の位置はピッタリです。YAHAMAの「SPM-8S」に付属しているネジ(写真左黒)は大きさが大きいのでDENONのサイズ(M6)のネジとワッシャーを別途用意してやる必要があります。
右が「DENON AVR-X1700H」左が「AVR-X550BT」です。いや〜全く大きさから形まで一緒です。こっそり入れ替えてもだけも気がつかないパターンのそっくり具合です(スタッフも気がついてないようです)。
背面は全く違います。バナナプラグ対応なので、今までより太いケーブルがすっきりと接続できます。それ以上に5.2chから7.2chに出力が増えているのが見た目以上の違いです。
AVアンプは使用する前の儀式があります。下の写真ようなマイク(AUDYSSEY)を本体に接続してスピーカーの位置と大きさに合わせて自動でチューニングをしてくれます。
この基本設定が終わった後に細かい自分好みの設定でスピーカーの音量バランスを調整してみたりしてみてください。私も私の好みでセッティングを調整しています。
今回上の写真でリアのスピーカーの角度を見てもらえばわかりますが、今までとは違い側面後方から音が出るように設置を変えました。これは大正解で今まで以上のサラウンド感が得られるようになりました。
Macとの接続においてまたしても問題が!!
下記のようにAudio MIDI設定上は5.1.2アトモスサウンドというのが存在するのですが、1〜8chのどれを鳴らせてもフロントTOPの二つのスピーカーがなりません。二重にリアのサラウンドスピーカーが鳴るようなので今のところMacでDolby Atmosとは残念ながらいきませんでした(Apple TV 4KからはArmos信号がきちんと出て再生されていますので、Appleさんの対応待ちという感じでしょうか)。
とりあえずは、当面は今までと同じ5.1chの設定で使用することにしました。
5.1chで使うんならアンプのスペックが上がっただけ?いやいや、この新機能が素晴らしい!!
この「DENON AVR-X1700H」も過去記事(M1 MacとAVアンプを接続して空間オーディオを楽しむ「Macでサラウンド」)と同じように「Murti Ch in」モードとなり、マルチチャンネルでサラウンド接続となります。
「Murti Ch in」+「DSur」(Dolby Surround Upmixer)という新たなモードを選択できるようになりました。こいつは5.1chは今まで通り「Murti Ch in」にDolby Surroundデコーダーを使用して今までの5.1chにプラスして、フロントハイトスピーカーに音を自動で割り振ってくれるんです。
「Dolby Surround Upmixerを使用して、さまざまなソースを自然で臨場感のあるマルチチャンネルに拡張して再生するモードです。トップミドルなどの天井スピーカーを使用すると立体的な音場をお楽しみいただけます。」とメーカーページには書いています。
いや、ほんとこれはかなりいいです。もちろんアンプの性能の差があってステレオ再生性能がかなり上がっていることはあるのでしょうが、このモードを使うことで「空間オーディオ」再生しても、フロントハイトスピーカーから鳴っていることで空間感が半端なく増えます(微妙に音が出ている感じですが)。
マルチチャンネルではなくステレオで入力をすると「Dolby Surround Upmixer」で、今までより進化した疑似サラウンドとして利用も可能です。
ちなみに最新の8K 60MHz対応の「DENON AVR-X1700H」ですが、やはりWQHDモニターの出力には対応していませんでした。