余っていたMVMeと書きましたが、実は余っているわけではないのです。どのように使おうかと考えているうちに、デスクの引き出しの中に忘れていただけなんです。とりあえず、よさそうなのを見つけたので、外付けのケース(USB 3.1 gen2)で運用してみることにしました!
購入したのはORICOという会社のORICO USB-C NVME M.2 SSDケース(PCM2-GY)。
Amazonさんで4,500円(2019年8月)でした。
なぜこのケースを選んだかというと、WD BLUE(WDS500G1B0C)は端子部分の切り口が2つあるB&M Keyという形状です。NVMeではないSATAのM2 SSDに多い切り口です。
なぜか対応していないケースも多いです。このORICOさんは下記の説明のようにB&M Key(NVMe)対応を表記していたので、それが購入の決定打でした。
PCIeのM2 NVMe SSDボードはM、B&M-Keyでも問題なく使えるんですけどね〜。
早速、組み立ててみます。底をスライドさせると簡単にケースがパカッと外れます。
固定方法はネジでSSD側をしめる形状では無く、挟み込む金具をしたから固定する形状です。このネジをしめて、USB Cのジャックを先に差し込んで、基板自体は置くだけで固定は必要ないようです。
ケースのフタを元に戻してネジをしめるだけの簡単設計。
アマゾンさんにはグレーと書いていてそれっぽい色で紹介されていますが、実際はブルーですね。そういうのが気になる方はシルバーを選択すると良いかもしれません。
実際はこんな感じです。
気を取り直して、チップを確認します。iPhone XSにマクロレンズをつけて頑張って撮影(初めてマクロレンズが役に立ちました)。肉眼では見えませんでした。
ORICO USB-C NVME M.2 SSDケースのチップセットはJmicron社が新しく開発したUSB 3.1 Gen 2 to PCIe Gen3x2 Bridge Controller「JMS583」を使用しているようです。
こんなに小さいのにPCIe 3.0のx2で接続してUSB 3.1 gen2で出力する優れもののチップですね。
「ASM2362」というチップを使っているケースもありますね。性能に違いはあるのでしょうか?気になりますが、気にしないことにします。
MacBook Pro 2018 15inchに接続してどのぐらいの速度で接続できるかを実験しました。
USB 3.1 gen2の理論値である10Gbpsは1,250MB/sなので実測は80%の1,000MB/sだと考えると結構ギリギリまで数字が出ていますね。
最近はベンチだけでは無く、いつものファイルコピー(過去記事)でも計測をして見ました。MacBook ProからORICOが782MB/s、ORICOからMacBook Proが986MB/sという結果でした。ベンチマーク以上の数字が出ています。
使用するSSDにもよるのでしょうが、Read(読み)よりもWrite(書き)の方が速度が出る結果になりました。
思った以上に優秀な結果にかなり満足の買い物でした。外出時のお供はSAMSUNGのMU-PA500B/ITからこのORICO with WD BLUEに切り替える事になりました。
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