前々からM1 Macは規格の表示上はThunderbolt3だけれと、実はThunderbolt4規格なんじゃ無いか?
などという話も多く出ていました。
読者からのの情報ではM1 MacBook Airに外付けのThunderbolt接続用のSSDケースに、PCIe 4.0対応のNVMe SSDを接続したところThunderbolt3の限界値である2,750MB/sを超えたという情報をもらったこともあります。
それとは逆に「M1 Macで外付けSSDが遅い」という話も多く出ています。併せて実験をしてみたいと思います。
Thunderbolt4はPCIe機器への転送速度の上限が32Gbpsに上がったと言われているので、計算値でいくと4GB/s(4,000MB/s)とThunderbolt3の限界値である2,750MB/sを大きく上回っています。
どのぐらいの速度向上が見られるのか楽しみです。
私はPCIe 3.0のx4のSSDしかありませんが、各機器を接続して速度を測ってみます。
実験に使ったのはシーケンシャルリード3470MB/s、シーケンシャルライト3000MB/sが可能なNVMe SSDのWD Black SN750 NVMe WDS200T3X0CをSONNETのEcho Express SE III上のPCIeカード(玄人志向 STANDARDシリーズ PCI-Express x4接続 M.2スロット増設インターフェースボード M.2-PCIE)に搭載しての実験です。
結果としてThunderbolt3のボトルネックとされている2,750MB/sをM1の2機種は超えてきました。
書き込みにおいてはM1 Maxが飛び抜けて速い数値になっているのがわかります。
M1 Mac miniはThunderboltポートにモニターを接続した場合はIntel Macより少し速い結果がでました。
このNVMe SSDはウインドウズではリード3470MB/s、ライト3000MB/sに近い数字が出ているのですが、接続している「Echo Express SE III」はThunderbolt3機器ですので当たり前と言えば当たり前の結果になりました。
M1 Macはディスプレイの接続方法で速度は変わるのか?
上記のM1 Mac MiniがThunderbolt出力からディスプレイポートへ出力している結果なので、噂にきくHDMIポートからモニターを接続して実験してみます。
結果、明らかにHDMIポートを利用してモニターを接続した場合は速度低下が起こっているようです。
結局、Thunderboltという規格は一体何なんだ?と謎が深まるばかりです(笑)
Thunderbolt4対応機器にPCIe 4.0(x4)対応のSSDをつなげばどのぐらい速度が出るのか興味あります。
使用したOSはMontereyでIntel Mac Miniがバージョン12。M1 Mac miniとM1 MAX MacBook Proが12.1(Beta)